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2007-01-12

『涼宮ハルヒの憂鬱』,谷川流,角川書店(角川スニーカー文庫)

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ハルヒ読んだ。

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

あらすじ
ただの人間には興味のない涼宮ハルヒさんが、宇宙人とか未来人とか超能力者とかなんか面白いものに会いたくてとにかく行動してみるのを取り巻く世界の話。

「あんたさ、自分がこの地球でどれだけちっぽけな存在なのか自覚したことある?」

何を言い出すんだ。

「あたしはある。忘れもしない」

涼宮ハルヒ普通だ。

上に引用した台詞を見れば分かるとおり、涼宮ハルヒさんはごく普通高校一年生です。自分の平凡さに打ちのめされ、特別な存在に憧れ、不思議なことが起こる世界を望む夢見がちな若者です。つまり、涼宮ハルヒは僕であり、あなたであり、誰かです。あるいは僕だったのであり、あなただったのであり、誰かだったのかもしれません。なのに僕らはいつの間にか特別でありたいと思わなくなってしまった。そうあろうとすることを諦めてしまった。

涼宮ハルヒは本気だ。

ところが涼宮ハルヒは諦めない。何が何でも不思議や怪異や超常と会おうとします。その行動が正しいかどうかに関わらず物凄いエネルギーで動くのです。だってしょうがないじゃん、どうやったらUFO呼べるのかなんて誰も教えてくれないじゃん、知ってるんなら教えてよ。涼宮ハルヒはそういう泣き言すら言わない。そんな姿を見て誰が止められようか。そして名台詞は生まれます。

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」

涼宮ハルヒは顧みない。

えー、結論から言いますと、この作品に宇宙人未来人と超能力者は出てきます。しかしそれを知るのは語り手であるキョンと、本人たちと、読者たる我々だけなのです。涼宮ハルヒはそのことを知らない。つまり涼宮ハルヒの目から見れば相変わらず世界は平和で平凡でつまらない。でも確かに世界が変わっていることを我々は知っている。涼宮ハルヒの本気っぷりに熱を当てられた僕たちは、世界を変えられるかもしれないと思う。いや、もう変わってるのかもしれない。だって世界は僕らに断りもせず変わっていく。毎日会ってるあの人が実は……、なんてこともあるのです実際に。だから僕らは思う。明日朝起きたら、もう少しだけ本気で動いてみようかな、って。

そんな青臭いことを考えられる良いライトノベルでした。

ところで異世界人はどこいった?

このまま出てこないの?

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