2011-05-28
『トゥルー・グリット』をみた
久々に映画みたいなーと思って、いつも行ってるシネコンのホームページを見たけどあんまりそそられるものがなくてどうしようかと思ってたんだけど、上映スケジュールの一番下にこの映画があった。
あらすじを読んだら、西部劇で少女が主人公で父親の仇を取る話みたいで、おおそれはいいじゃないか見よう見ようと言うことで見てきた。
もう1日2回しか上映してないから、この機会を避ければ多分見てないだろうなーという感じだったので見れて良かった。うん、見れて良かった。
主要な登場人物を紹介すると
- マティ。14歳の少女。父親の仇であるチェイニーを追ってインディアン居留地に向かおうとする。
- コグバーン。連邦保安官。昔気質の荒くれで割と簡単に人を撃ち殺す。マティに雇用契約を持ちかけられる。
- ラビーフ。テキサスレンジャー(イケメン)。賞金首でもあるチェイニーを以前から追っていた。
これ。もうすごい好みで、こんな映画があるならもっと早く教えてくださいよと思うぐらい。
わたしの中で西部劇といえば『ベル・スタア強盗団』(伊藤明弘)になっちゃって銃弾バカスカハチャメチャアクションになっちゃうんだけど、この映画はむしろそうではなくて、アメリカの荒野の過酷さが淡々と画面に映っていた。それでも同行するコグバーンは割と躊躇なく人を撃つし、マティはそれを見て嫌悪や怯えの表情も見せるのだけど、目的のためには他のものを厭わない芯の強さもあってそれらを受け入れてゆく。
復讐はある面では正しいのであろうけど、やはり色々と過酷で、そんなことは言わなくても伝わってくる。そういう感覚が西部劇なのかなあと思った。
3人の奇妙な旅程が終わり、その後に語られた25年後の後日譚がまた良かった。それまで見てきた人物たちの描写の上にそのエピローグが乗っかって、本編とその間の彼らが想像できるとてもいい終わり方だったように思う。
2009-07-19
ぶどうについて
こないだコンビニで「みぞれ梨」とかいうジュースを買って飲んだ。梨は果物の中でもかなり好きなんだけど、このみぞれ梨にはあんまり梨っぽさを感じることは出来なかった。梨のどこら辺が好きかというと、シャキッとした食感と、潤いたっぷりのみずみずしさと、さわやかな甘み・香りが高いレベルでバランスが取れているところ。
というわけでいきなりタイトルにそぐわない梨の話で始まったわけですけども、そろそろブドウの話。ぶどうは梨と同じく秋の果物だけど、個人的な好みでは梨に一歩劣る。味も好きだしプニャチっとした食感も嫌いではない。けれどぶどうは食べるのが面倒だ。
デラウェアサイズだと大抵の場合、一房とかがそのまま出される。ウチでは。それを手で一粒か二粒かそれくらいをもいで口に放り込んで、口ん中でクチュっと皮と実に分ける。で、皮を出す。でも、皮って結構渋いのだ。せっかくのぶどう味にノイズが入る。
では巨峰サイズでは? こっちも面倒。これは口の中で分けられるほど柔くないから。手で皮を剥かなきゃいけない。剥いても、薄皮っつーのかなんていうのかそれっぽいのが残ったりする。一粒あたりの手間はデラウェアよりめんどくさい。
だから、ここ数年ぶどうを食べる時いつも思ってるのは、一粒の大きさが梨とかと同じぐらいのぶどうがあればいいのにってこと。一粒の手間はかかるけど、1回剥いてしまえば、あとはぶどうの塊を口の中いっぱいに詰め込める。ぶどうの味と食感をものすごく堪能できる。種も大きくなるかもしれないけど、梨りんご桃らへんと同じぐらいであれば許容範囲内だろう。
でも、あのぶどうの実の柔らかさを保って巨大化させるってのは結構難しいのかなとか、じゃあ皮がもっと厚く丈夫になればいいんだとか、考えてます最近。
2008-11-11
第7回文学フリマへ行ってきました。
感想を書くとは断言できないけど、とりあえず購入物を列挙。
なんで列挙するかというと、自分が出展側で参加したとき、何でもいいから買った人の感想を読みたかったから。
- 『Tamorization』,Bloggers Write Novels(発行)
- 『ゆと部報』vol.4,ゆとり世代部
- 『CRITICA』Vol.2およびvol.3,探偵小説研究会
- 『テニスの王子様 全国大会編 爆笑・恐怖・激闘 完全記録』, かがみ 他
- 『漫画をめぐる冒険 ―読み方から見え方まで― 上巻・視点』, 泉信行
- 『漫画をめぐる冒険別冊 リーフィング・スルー/オンルッカー』, 泉信行
- 『奇刊 クリルタイ』vol.3.0, クソタイ3.0編集委員会
- 『秘密結社ソドム』Vol.2, 秘密結社ソドム
- なんとなく。
- 『ユルミス』第二号,ネットミステリー研究会
- 『若木文学』2008年号, 國學院大學文藝部
- なんとなく。あと、この日着けていたTamorizationのバッジに唯一ツッコんでくれたのがここの方。
ゼロアカ
- 『最終批評神話』, 最終批評神話
- 『腐女子の履歴書 耽美・やおい・JUNE・BLとの50年』, やおい・BL文学研究所
- 『チョコレート・てろりすと』, 形而上学女郎館
- 『新文学』, 天野年朗, 松平耕一
- しろうとさんだから。
以上です。
Tamorizationについては何か書きたいと思っています。
2008-08-10
『崖の上のポニョ』見てきたとか
日記 |
ポニョを見に行ったbloggerはなんか面白いこと言わなきゃならない呪いみたいなものをかけられてしまうようなんだけれど、なんかとても面白かったですよ。確かに飲み込むときに喉に引っかかるようなモノは幾らか含まれているのだけど、むしろそうじゃないと物足りないですよね、この時代。ポニョが大嵐を巻き起こして、波の上を走り続けるシーンはありきたりだけど、とてもいい。つーか、冒頭から画的に割と圧倒されてしまって、ああ、もういいや、楽しもう、って気にさせられた。ポニョは魚・半魚人・人間と三つの形態を持っているんだけど、人間になったポニョが魔法を使うときは半魚人になっちゃう。その辺ね。ハウルの時もそうだったけど、大事な人のために力を使うときには、たとえ醜いとしても、自分の本来の姿を見せなきゃならない、とかそういう趣向にどーも弱いらしいです、僕は。ポニョは五歳の女の子だから、その辺は思い至ってないんだろうけど。あとなあ、宗介のモテ力(もてぢから)は強いので、見習いたいなあと思いました。所ジョージさんが好きなので、フジモトも嫌いになれないな。海洋深層水を撒きながら歩いてみたいぜ。
2008-07-19
ドラクエ5をやっている。デボラですか? デボラです。
ゲーム |
というわけで颯爽と現れた第3の花嫁候補のデボラさんですが、結局デボラは俺の嫁というか俺の主人になりました。ビアンカの幼馴染補正も、フローラの深窓のお嬢様補正も振り切って俺が指輪を交換したのはデボラでした。
SFC版は途中でやめた記憶があり、PS2版はやってませんが、DS版で一番褒めたいところは会話システムでありデボラです。今んところ。5の主人公って人間の友達が極端に少ない苦労人でして、会話システムがあるのに話し相手はモンスターで、話しかけてもピキーだのバサバサだのいってるだけなのでちょっとなあと言う感じなんですけども、たまに人間の仲間がパーティーにいると楽しい楽しい。村人に話しかけるたびに、こいつこんなこと言ってるぜって仲間に話しかけることになります。ヘンリーとかすげえいいやつ。マリアさんとお幸せに。
で、嫁。
文字通りデボラは俺の嫁なわけですけれども、もう事あるごとに話しかけては、あしらわれたり、文句言われたり。ダンジョンでは階段上るたびに話しかけ、落とし穴に落ちるたびに話しかけ。「靴ずれなんてしてないわよ」なんでそこで強がるのか君は。
そんな嫁ですが、なんか身ごもってるそうで安静第一ということでウチのパーティの馬車には元通り俺とキメラとかスライムとかスライムナイトとか。寂しい、寂しいよ。会話したいよ。試練の洞窟とかチョッパヤで終わらしてくるから待っててくださいねデボラ。
それでも結婚相手の決断前夜の冒険の書は大事にとってあるんですけどね。正統派ヒロインとは幾度のループの繰り返しの末に結ばれなければならないのです。ゲーム的な、あまりにもゲーム的な。